投稿者:IS
日の出乗馬倶楽部 劣悪な環境だった過去
私は師事する乗馬インストラクターの移動に合わせてクラブを移り、2017年(平成29年)11月頃から日の出乗馬倶楽部に通うようになった。
初めて日の出乗馬倶楽部に行った時、馬道や洗い場含めクラブ全体がそれはもう汚くて驚いた。
掃き掃除してないの??と思う程のありさまだったのだ。
箒すらなかった日の出乗馬倶楽部
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汚れているクラブの現状を打開すべく掃除をしようと思ったが、なんとまともな竹箒すらなかった。
私が師事する先生がオーナーに竹箒を買ってきて欲しいと頼んだが、一向に購入されず、ついに先生が自ら休みの日に買ってきた。
そうして毎日馬道や洗い場の掃き掃除をするようになって、やっとクラブは綺麗に保たれるようになっていった。
道具入れ、馬の手入れに使うタオル類の棚、馬の飼い置き場、鞍置き場など、あらゆる場所の掃除や整理整頓を先生と先生についている会員が行った。
先生が日の出乗馬倶楽部に来た事で明確に環境が改善されていったのだ。
穴だらけの馬房 手作業でこねざるを得なかったセメント
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当時の日の出乗馬倶楽部では、馬房の状態が非常に悪いことの認識もされていなかった。
馬房も穴ぼこだらけ。こんな状態の馬房に馬がいたら、穴に脚を突っ込んで怪我をする可能性があるんじゃないかと心配になる程のものだった。
その馬房を先生と先生についていた会員が、セメントをこねるところから全部手作業でやって穴の修繕を開始した。
セメントを手作業でこねるのはすごく大変だった。
自分が経営する施設の修繕作業をスタッフが行っているにもかかわらず、こねる機械を使いたくても、日の出乗馬オーナーにすぐには借りてもらえなかったのだ。
馬房の壁も剥がれていて、馬が安全にいられるような状態を確保できていないと感じたから馬房の壁も修繕した。
トータル1トン以上のセメントを全部手作業でこねて、馬房の修繕作業は行われた。
積み上がっていたボロ
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当時はボロ(馬糞)の処理も全然されておらず、馬房掃除の後に出たボロが厩舎前に積み上がり、馬道が半分以上埋まった状態だった。
それを先生が毎日3回(通常は1回で済む)トラックに積んで処理をしに行き、半年くらい掛けてボロ置き場の整備をした。
それほどまで時間を掛けなければならないほど、あの頃の日の出乗馬倶楽部はボロをため込んでいたのだ。
一方、日の出乗馬倶楽部オーナーは…?
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日の出乗馬倶楽部オーナーは掃除、馬房の修繕、ボロの処理など、あらゆることに関して、先生がやっているのを傍目に見ながら、一緒に作業をすることがなかった。
また、クラブの馬が老齢になったり、練習馬が減ったりしたのに、オーナーは新たな馬を入れることをしなかった。その為先生のツテで馬を入れた。
お世辞にも人にも馬にも快適な環境とは言えなかった日の出乗馬倶楽部は、先生が入職した事を契機として改善されていったのだ。
先生が来た当時の馬たちの様子については以下の記事でも触れられている。
日の出乗馬倶楽部再生の立役者が不当な対応を受ける
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日の出乗馬倶楽部の改善に貢献し続けている先生が、2022年12月末に突如として理不尽な対応を受けた。
オーナーが「クラブの事業譲渡を行ったので雇用契約は12月をもって終了する」と一方的に主張してきたのである。
現在、日の出乗馬倶楽部オーナーと譲受人とされる株式会社アルバ代表は、事業譲渡により先生は部外者となったと主張しており、クラブに立ち入るな!との対応をしている。
上記リンクの通り、労働組合による団体交渉が行われており、これから裁判も始まる。
こんなに貢献してきた先生を辞めさせようとするのは甚だ疑問である。